宝くじと過ごす日々

Excel,VBA,Radio,モキュメンタリー好き事務の活動記録です。

完結した「蓋」についての感想、考察

完結した「蓋」を振り返ってみる。

テレビ東京の深夜帯に3週間にわたって放送された「蓋」が完結したので、感想と考察をまとめてみようと思います。

何も知らない方はこちらをお読みください。

3'周目⑤を振り返ってみます。

まずは、いつものPC画面から始まりました。

Dos MonosのYouTubeが開かれていました。

新曲「21世紀ノスタルジア」です。

「蓋」に出てきた場所がたくさん使われています。

Dropboxに一部UPされていたMVはこの楽曲だったようです。

そしてタブを見て驚きました。

このサイト見られてたんですね…笑

あとはnoteも映ってましたね、こちらも参考にさせていただきました。

Twitterでは考察されていた方がたくさんいたと思いますが、このような形(web)でまとめていたのはこの2つだけだったようです。

どれだけ話題になるか?という実験的な部分もあったのかもしれませんね。

 

そして、監視カメラに接続していく様子のあと、いつものように渋谷各所の監視カメラの映像に切り替わります。

今回もアングラマンを追っていたように見えました。

一部、タスキをしたちかんちゅも映っていたように思いますが、見間違い?かも。

下水道作業員の車(白の軽ワゴン)も映っていたとの証言もありました。

 

そして、DropboxにUPされた画像の所が何箇所かありました。

例えば「200円コインロッカー」など。

どんな意味だったのかはわかりません。

詳しくは後述しますが、「宮益橋跡」を印象付ける為だったのかな、とも思います。

 

さて、話は戻りますが、監視カメラだけではなくスマートフォンのカメラの映像もありました。

ホテルの天井を撮影しながら声を発していましたが、恐らくDropboxの管理者かと思います。

それが誰だったかは最後まで分かりませんでしたが…。

 

テレビでの放送はそのまま終了します。

特に伏線回収!とかはありませんでした。

正直こうなる気はしていましたけどね笑

 

さて、その他の媒体での動きについてです。

例のTwitterアカウント(@wac_in)がツイートしました。

「路上生活者聞き取り書き起こし」のPDFです。

https://redkoala27.sakura.ne.jp/upload/tokyo_roka_kikitori.pdf

これが「ネタバラシ」といっても良いのかもしれません。

このインタビューは現代の路上生活者へのものかと思います。

テレビでの放送で、アングラマンが誰かと話している様子が映っていましたが、それがこのインタビューだったのかな。

 

大きくまとめると、赤子の時から地下で育てられた「恵-めぐみ-」と、若いアングラマンの子供が、様々な影響を受けて地下で生きる為に特異な性質(主に目や耳)を持って生まれた。

その子供がちかんちゅの始まりと言えるのかもしれません。

3'周目④でDropboxにアップされた絵本「ひかりぢごくのものがたり」に出てくる「めぐみ」が祖先の様に言われていたのはこの為かと思います。

そこから50年ほど経ってから、お金と同じ価値を持つ塩の値段を巡って、ちかんちゅとアングラマンで争いが生まれました。

続いて、大雨が降った際にちかんちゅのある家族の母親が行方を絡ませ、結果アングラマンの元で亡くなっていたことが判明しました。

それがどの様な原因での死だったかは謎のままです。

これをきっかけに、ちかんちゅとアングラマンの争いは激しくなりますが、光に弱いちかんちゅは、アングラマンが持つ懐中電灯ですぐに動かなくなってしまい、多くの犠牲者が出ました。

そこから、ちかんちゅとアングラマンは、現宮益橋跡を境に離れて暮らす様になった、とのことです。

 

これを全て真実と捉えるか否かは皆さん次第ですが、とりあえず物語としてはこれで終了になりました。

気になる点はいくつか、いやたくさんあります。

・なかいともがやっている「Nちゅーぶ」での叫びの理由

・真分(マンション管理人)の渋谷川暗渠観測記の続き

・そもそも画面を見ていたのは誰なのか

・誰のパソコンなのか

多くの謎が残ったままですが、それはそれとして楽しめたと思います。

考察(と言えるほど考察してないけど)はここまでになります。

 

ここからは感想です。

結果としてDos Monosのプロモーションだったわけですが、めちゃくちゃ面白かったです。

Dos Monosは「蓋」をきっかけに知りましたが、とてもかっこいいなと思いました。

 

「テレビはネットに負けた」と言われるこの時代に、こんなにテレビに楽しませてもらったのは久しぶりでした。

一部の情報しか得られない、見られない人もいるという中で、お互いに知っている情報を、見ず知らずの人と助け合いながら真実(結論?)を求めていくこの感じは、今ではなかなか味わえない経験でした。

 

私はただのラジオとお笑い好きな会社員であり、ライターでもプロのブロガーでもありません。

ただなんとなく情報をまとめ始めたのがきっかけで書き始めたこの記事を、多くの人に見てもらえて、とても嬉しかったです。

この「蓋」に関する記事だけで6万アクセスもされました。

3週間近く、こんなブログにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

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